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ドイツのスピリッツ(麦焼酎) “コルン
ビールと一緒に「モーレ・ウント・コーン!」
(2020/7/1)

7月。夏本番ですね。夏と云えば、暑気払いに飲みたくなるお酒は、やはりよく冷えたビールが真っ先に浮かぶのではないしょうか。ビールと云えば、ビアホールやビア(オクトーバー)フェスタなどドイツが有名ですね。今年の夏はビールを飲まれる際に“本場ドイツ式”を楽しんでみては如何でしょうか?
そこで、今回はwithビールとして『ドイツの焼酎“コルン”』について少し詳しくご紹介したいと思います。

コルン(Korn)とは?

コルンは、日本ではウォッカやジンの様にあまり馴染みがありませんが、ドイツでは16世紀初頭から親しまれている歴史のあるスピリッツ(蒸留酒)です。

主に麦類などの穀物から造られ一切の香味付けをしないドイツ特産の蒸留酒で、無色透明でクセのないクリアーな味わいが特徴です。コルンは本来「穀物」の意味で、コルン(穀物)を蒸留して造られることから、Kornbranntwein(コルンブラントヴァイン=穀物で造られたブランデー)と云われ、それが略され『コルン』と呼ばれるようになりました。
更に、ドイツの国内法でアルコール度数を定めており、通常のコルンを32度、ドッペルコルンを38度と規定しています。ドッペル(Doppel)は英語のダブル(Double)ですが、2倍の意ではなく“通常よりもアルコール度が高い”という意味合いになります。
小麦で造られたコルンをヴァイツェン(Weizen)コルン、大麦はゲルステ(Gerste)、ライ麦はロッゲン(Roggen)、混合したものはゲトレイデ(Getreide)と呼ばれ、主原料がラベルに表記されます。

飲み方としては、冷やしてストレート、麦焼酎感覚でオン・ザ・ロックもオススメ。現在ではコルンをコーラで割った缶入コルンコーラなども発売されており、飲み方もウォッカの様に色々な副材料のベースとしても楽しめます。

◆オルデスローエ コルン(ヴァイツェンコルン)
厳選した良質な小麦のみを原料として一切の香り付けをしないドイツ特産のスピリッツ。冷やしてストレートで飲むのが本場ドイツ流。ビールとビールの合間にひと飲みする飲み方「モーレウントコーン」は特におすすめ。(*モーレウントコーン→コラム参照)

◆オルデスローエ グリュンダーマルケ
グリュンダーマルケとは「創業者の証」の意味で、その名の通り創業以来変わらぬ品質を伝統的な製法で造られるスペシャリティー。選り抜きの最高級小麦を使って造られるコルンの高級品。

オルデスローエ社は、1898年ドイツ最北の州シュレースヴィヒ・ホルスタイン州バート・オルデスローエ町にコルンの蒸留メーカーとして創業。この辺りはドイツ国内でも良質の小麦の産地として知られています。オルデスローエ社は創業以来「最良の原料と高い技術」をモットーにコルンを造り始めました。その後、コルンから発展した同社はトレンディーなフルーツリキュールにも注力しており、現在ではオルデスローエ・ブランドは日本でも多くのバーテンダーから支持されています。「オルデスローエ コルン」は、現在トップブランドのひとつとしてマーケットをリードしています。

モーレ ウント コーン!

ドイツは世界でも有数のビール大国。コルンを片手にビールを楽しむ飲み方こそが“モーレ ウント コーン”です。

「モーレ」とは昔、木樽に入ったビールを指し、「コーン」はもちろんコルンのこと。ビールで冷えた胃をアルコール度が高いコルン(*通常のコルンは32度)で一瞬に蘇らせ、また美味しくビールを飲むという飲み方です。
※モーレはMalts(麦)、ウントはand(アンド)、コーンはKorn(コルン)の意

シュナップス(Schnapps)

シュナップスとはドイツ語で「火酒」を意味し、元々は主にコルンの別称として呼ばれてきたが、今では北欧のアクアヴィットやオランダのジェネヴァなどのアルコールが強いスピリッツ(蒸留酒)を総称した言い方です。「モーレウントコーン」ではなく「ビア&シュナップス」の呼び方も近年では広まってきています。

お知らせ

クイズの答え:家飲み簡単カクテルベース
ルーマニアン・プレミアムウォッカ "スターリンスカヤ"(2020/7/1)

2020年6月号 スターリンスカヤの生産国「ルーマニア」とそこに隣接する"A"の名称は?
の答えは、『3・b(黒海)』でした。

正解者の中から抽選で選ばれた方へ、後日弊社より当選通知のメールをお送り致します。
その際に、送り先ご住所等をご確認させていただくことがございますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

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